<4月24日の日本株>
週末4月24日の日本株は、後場やや売り込まれる場面もあったものの、概ね弱含みの横ばいの動きでした。日経平均株価の終値は前日比167円44銭安の19262円00銭でした。
TOPIXは小幅安、マザーズ指数は上昇しました。
値上がり銘柄1601、値下がり銘柄2167とやや値下がり優勢、年初来高値更新銘柄は23、年初来安値更新銘柄は2でした。
ADA指数は14.9%となり、前日の12.4%からやや上昇しました。若干ですが新規買いを行ったほか、空売りの買い戻しも実行しました。おおむね買い3:売り2の割合でのロング・ショート戦略を継続中です。
<日経平均株価は明確な方向性がみられず>
個別銘柄をみると、相変わらず強い銘柄と弱い銘柄に分かれています。そして、一時期強力に上昇していた中小型株についても、失速するものが目立っています。
私自身、強力に上昇していた中小型株は一部利食いを入れたりしています。本当は25日移動平均線割れまで保有を続けるのがルールなのですが、そこまで持ち続けると、せっかくの利益がなくなってしまうため、まずはある程度の利益確保を優先しています。
現状、日経平均株価やTOPIXは明確な方向性が見られなくなり、横ばいです。ただ、25日移動平均線は超えていますので、弱気までには至っていません。
それに比べて強いのがマザーズ指数で、25日移動平均線を超えた後も順調に上昇しています。
こうした状況を反映してか、個別銘柄にも上昇トレンドが続く銘柄と、25日移動平均線を超えるか超えないかという弱い銘柄に二分されているように感じます。
私はそのうち前者の銘柄を買い、後者の銘柄のうち25日移動平均線を割り込んでいる銘柄を空売りしているわけですが、方向感がまだ定まっていないため、損切りしたりするものも結構あります。
はっきり言って、上下どちらに動き始めるかはまだ分かりません。それまでは、買いと空売りを両方持ったうえで、上に行けば空売りを外し、下に行けば買いを外すことで、どう動いても対応できるようにしています。
まだまだ勝負に行ける局面ではないと思っていますので、無理をしないように、大損をしないようにすることを第一に考えてください。簡単に利益を得られる相場にはまだ程遠いです。
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10万部超ベストセラーの『株を買うなら最低知っておきたい ファンダメンタルズ投資の教科書』(ダイヤモンド社)など著書10冊超。楽天証券「トウシル」でのコラム連載11年、570回超。日本経済新聞社、楽天証券、マネックス証券、日本取引所グループ、資産運用EXPOなどセミナー講師多数。