<今日の日本株>
4月16日の日本株は、日経平均株価は下落しました。終値は前日比259円89銭安の19290円20銭でした。
TOPIXも下落しましたが、マザーズ指数は2%超の上昇でした。
値上がり銘柄2427に対し値下がり銘柄1362と値上がり優勢、年初来高値更新銘柄は46、年初来安値更新銘柄は7でした。
ADA指数は33.1%となり、前日の39.5%から低下しました。日経平均株価が伸び悩んでいることもあり、下降トレンドの弱い銘柄に新規で空売りを実行したことが主な理由です。
<強い銘柄は株価上昇続く>
個別銘柄をみると、サーバーワークス(4434)が高値更新、また、エムスリー(2413)、神戸物産(3038)、GMOペイメントゲートウェイ(3769)は引き続き上場来高値更新となっています。
やはり、一度高値更新すると、全体の相場環境さえよければ株価の上昇は続きますね。
また、日経平均株価が伸び悩む中でも昨日は値上がり銘柄の方が多かったですし、何といっても目を見張るのがマザーズ指数の強さです。
底打ちから上昇に転じた後、毎日のように上昇しています。
さて、ここ最近は、おそらくデイトレードとか短期売買の投資家はかなり儲かっていると思いますし、私のように短期売買ではなく株価のトレンドに乗って中期的な売買をする投資家も、利がだいぶ乗りはじめているのではないかと思います。
ただ、全ての銘柄が同じように上昇しているのではないので、例えば銀行株とか証券株、商社株、不動産株、海運株などを頑張って買っても報われないことになります。
私は今回の反発局面で狙ったのは、コロナ・ショックで大きく値下がりする前に強い動きだったものです。上記に書いた高値更新の4銘柄も、それに該当します。
反発局面では、株価が大きく値下がりした銘柄の方が、反発時も大きくなると思いがちですが、意外とそうはいきません。なぜなら、株価が大きく値下がりした銘柄は、業績悪化懸念が強いからであり、そのため反発力も弱くなってしまうのです。
ですから、相場全体が大きく下がる動きに引っ張られて下がったものの、業績は引き続き良い、という銘柄の方が、戻りが早いのです。
もちろん、それらの銘柄を今から買うのは遅すぎるわけで、25日移動平均線を超えた直後かつかい離率が大きくないうちに買うことが必要です。
なお、今回の株価上昇にうまく乗れていないという人は、バブル相場の初動にも乗ることができませんので、しっかりと練習して、乗れるようにしておいたほうがよいです。
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10万部超ベストセラーの『株を買うなら最低知っておきたい ファンダメンタルズ投資の教科書』(ダイヤモンド社)など著書10冊超。楽天証券「トウシル」でのコラム連載11年、570回超。日本経済新聞社、楽天証券、マネックス証券、日本取引所グループ、資産運用EXPOなどセミナー講師多数。