<4月10日の日本株>
週末4月10日の日本株は、日経平均株価が朝高でスタートした後、下げに転じる場面もありましたがそこから切り返して上昇で終わりました。日経平均株価の終値は前日比152円73銭高の19498円50銭でした。
TOPIXも上昇しましたが、マザーズ指数は小幅安で終わりました。
値上がり銘柄2461に対し値下がり銘柄1331と値上がり優勢、年初来高値更新銘柄は12、年初来安値更新銘柄はゼロでした。
ADA指数は44.1%となり、前日の39.2%から上昇しました。25日移動平均線を超える銘柄が日に日に増加しており、ヘッジ空売りをつけていた現物株のヘッジ外しなどを行ったことにより上昇しました。さすがにこれ以上の増加はとどめたい水準にまで達しています。
<決算発表の延期で上昇相場が延命となるか?>
個別銘柄をみると、25日移動平均線を超えて上昇トレンドになった銘柄が日々増加しています。ただ、25日移動平均線自体が下向きの銘柄が多く、そうした銘柄は25日移動平均線を超えた後、伸び悩んでいるのが現状です。
ただ、それらの中に、順調に株価が上昇していくものが混ざっているのも確かであり、25日移動平均超えで買い、伸び悩んだものは売却し、順調に伸びたものを残す、というのも1つのやり方です。(25日移動平均線が下向きを解消するまでに、強い銘柄はどんどん上昇してしまい買いタイミングを逸するため)
ところで、3月決算企業が、新型コロナウイルスによる影響により決算作業が進まず、決算発表を延期するケースが相次いでいます。
決算発表により株価が乱高下することが多い(特に上昇トレンドだったり高値更新中の銘柄が決算発表をきっかけに急落するのがきつい)ので、決算発表シーズンは気を遣うのですが、今回決算発表の時期が伸びることで、株価の波乱要因が先送りとなり、もしかしたら上昇相場が少し長続きするかもしれません。
まあ、これについては私の完全なる予測であり、どうなるか分かりません。ただ、すでに現状であっても多くの企業では、企業自身が発表している決算予想とは大きく異なる数値が出ることは明らかです。したがって、それらの予想をもとにファンダメンタル分析をするのは危険であり、株価の動き・トレンドに従って売買をする方が安全です。
もちろん業績予想を参考にしてもよいのですが、例えば業績予想が良い(ただし新型コロナウイルスの影響は見込んでない)にもかかわらず、株価が下落を続けているような場合は、業績予想自体が誤っている可能性が極めて高いですから、株価が下落しているという事実を重視し、安易に手を出さないのが無難です。
日経平均株価は戻り高値の水準まで戻ってきました。この水準を明確に上に抜ければ、もうしばらく上昇相場が続きそうな感じです。マザーズ指数はいち早く戻り高値を抜けてきていますから、日経平均株価も追随してもらいたいものです。
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10万部超ベストセラーの『株を買うなら最低知っておきたい ファンダメンタルズ投資の教科書』(ダイヤモンド社)など著書10冊超。楽天証券「トウシル」でのコラム連載11年、570回超。日本経済新聞社、楽天証券、マネックス証券、日本取引所グループ、資産運用EXPOなどセミナー講師多数。