<今日の日本株>
4月6日の日本株は、朝方に緊急事態宣言が近日中に出されるとの報道を受け大きく上昇、そこからもみ合った後、引け前に一段高となり、大幅な上昇で終えました。日経平均株価の終値は先週末比756円11銭高の18576円30銭でした。
TOPIX、マザーズ指数も大幅高となりました。
値上がり銘柄3204に対し値下がり銘柄667と全面高に近い展開、年初来高値更新銘柄は8、年初来安値更新銘柄は201でした。
ADA指数は18.5%となり、先週末の2.2%から大きく上昇しました。上昇トレンド銘柄の新規買いに加え、ロング・ショート戦略により空売りしていた銘柄の買い戻しがかなり生じたためのものです。現状は、ロング・ショート戦略を継続していますが、空売りより買いの方がだいぶ多くなっています。
<緊急事態宣言でひとまず株価は上方向に反応した>
昨日は年初来安値更新銘柄が200以上も出ていることから分かる通り、朝方は、個別銘柄はそれほど強くありませんでした。日経平均株価と、一部の強い銘柄が上昇しているだけでした。
しかしその後、ほとんどの銘柄が切り返して上昇したり、下落はしているものの下落幅が小幅に収まったりしていて、二番底を形成した可能性が高まっています。
また、Jストリーム(4308)が高値更新、サーバーワークス(4434)も前日の長い上ヒゲをものともせず上昇するなど、金曜日に大きく値下がりした上昇トレンド銘柄群も大きく反発しました。
緊急事態宣言の発令により、株価がどちらの方向に動くか分かりませんでしたので、強い銘柄の買いと弱い銘柄の空売りを同時に行い、どちらに振れても対応できるようにしていましたが、ひとまずは上方向に反応しました。買いを強めに、空売りは下降トレンドのままの銘柄以外は撤退という形にします。
ここから日経平均株価が25日移動平均線を超え、さらに先日の戻り高値を抜くということになれば、少しは買いで取れる環境になるのではないかと思います。
ただし、銘柄によって強弱がまちまちなので、弱い銘柄には手を出さず、25日移動平均線を超えて上昇トレンドに転じた銘柄を中心に買うようにしましょう。もちろん、全力買いはリスクがありますので引き続き無理のない範囲で攻めることをお勧めします。
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