<3月27日の日本株>
週末かつ3月決算企業の権利付き最終日である3月27日の日本株は、朝高後伸び悩んだものの、引けにかけ上げ幅を広げる展開となりました。日経平均株価の終値は前日比724円83銭高の19389円43銭でした。
TOPIXも大幅高、マザーズ指数も上昇しました。
値上がり銘柄3074に対し値下がり銘柄831と全面高に近い展開、昨年来高値更新銘柄は35、昨年来安値更新銘柄は2でした。
ADA指数は17.7%となり、前日の10.6%から上昇しました。25日移動平均線を超え上昇トレンドとなった銘柄を買ったことが理由です。
<週明け以降の株価がどうなるか?>
個別銘柄をみると、25日移動平均線を超えてくる銘柄も増加していて、中には年初来高値のみならず、上場来高値を更新する銘柄もあります。食品スーパーやドラッグストアなどが強い印象です。
銘柄によっては、底値から30%~50%ほど反発しているものも少なくありません。
ただし、短期的なテクニカル指標では、年に1回あるかないかという過熱感を示していますので、これ以上の一時の反発は難しい状況です。
一方、週末のアメリカ株は大きく下落し、シカゴ日経平均先物は18565円と、先週末の日経平均株価の終値から800円以上も安い水準です。
ただ、もともと30日は権利落ちにより日経平均株価が200円ほど下がることになりますので、実質は600円安といったところです。
さて、東京でも新型コロナウイルスの感染者が増加していて、ロックダウンも想定される状況です。もし実際にロックダウンとなったとき、株価がどのように動くかは全く読めませんし、ロックダウンが出るかどうかも不明です。
こうした局面では無理に勝負に行かないのが得策なのですが、リスクを取って少し勝負に行くのであれば、3段構えの戦略がよいのではないかと思います。
まず、第1段として、明日の株価下落によりここまで非常に強かった銘柄が25日移動平均線に近づいたところで買います。
第2段として、実際にロックダウンとなり、株価がさらに大きく下落したら、上昇トレンドの銘柄だけでなく、先の安値を割り込んでいない優良株を買います。
そして第3段として、さらなる株価下落により底割れしたら売却・損切りをします。
空売りも少し考えたのですが、月曜日に大幅安で始まってしまうので、ちょっとリスクが高いなあ、というのが実感です。
ここまで急速に株価が戻りましたので、ここから買うとしたらできるだけ安いところで買いたいものです。そして、買った後底割れしたならば速やかに損切りすることをお勧めします。
コロナウイルスの影響次第で、どうにでもなるのが今の株価です。今後どう動くかを決めつけることなく、それでいて強い銘柄については少し乗ってみる・・・という対応で私は行きたいと思っています。
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