<12月13日の日本株>
週末かつメジャーSQであった12月13日の日本株は、日経平均株価が朝方から急騰し、一時600円超の大幅高となりました。終値も前日比598円29銭高の24023円10銭となり、直近高値、年初来高値をあっさりと更新しました。
TOPIXも上昇しましたが上昇率は日経平均株価に大きく劣り、マザーズ指数はなんと1%近く下落しました。
値上がり銘柄2385に対し値下がり銘柄1413と、日経平均株価が600円高とは思えないほど個別銘柄は弱かったです。年初来高値更新銘柄は224、年初来安値更新銘柄は9でした。
ADA指数は49.4%となり、前日の54.6%から低下しました。保有している成長株に移動平均線割れの銘柄が相次ぎ、それらを売却したことによります。
<日経平均株価600円高?冗談でしょ?>
個別銘柄をみると、ソニー(6758)、リクルートホールディングス(6098)など、高値更新となる銘柄も多々ありましたが、中小型成長株を中心に値下がりする銘柄が非常に多かったです。
もともと、日経平均株価とマザーズ指数は逆相関の動きになることが多く、日経平均株価が強いときはマザーズ指数は弱く、逆に日経平均株価が弱い時にマザーズ指数は上昇する、というパターンが最近の定番です。
しかし、日経平均株価が600円も上昇しているわけですからマザーズ指数もさすがに上昇すると思いましたが、まさか1%近くも下落するとは思いませんでした。
多くの個人投資家は、日経平均株価が600円も上昇したと思えないほど利益が出ていないのではないでしょうか。成長株中心に投資している人は、損益はマイナスになっていると思われます。
私自身、約400銘柄の株価チャートを毎日ウォッチしていますが、年初来高値更新銘柄が200超とは思えないほど、ウォッチしている銘柄の中に年初来高値更新となっているものは非常に少ないです。
そこで、どのような銘柄が年初来高値を更新しているかを確認してみました。するとその多くは2017年~2018年に高値を付けた後大きく下落した銘柄がリバウンドをして年初来高値更新となっていることが分かりました。
そしてこれらの銘柄の業績をみると、確かに割安株にカテゴライズされるものもありますが、業績はイマイチであるにもかかわらず株価が上昇しているケースが目立ちました。
つまり、ファンダメンタルの面からして通常は選択しないであろう銘柄ほど、足元では強い動きになっているということです。
とはいえ、日経平均株価は年初来高値を更新し、昨年10月につけたアベノミクス相場での最高値までも200円ほどに迫っています。その水準を明確に超えれば、日経平均株価は30000円を目指す可能性もあります。
そうなったとき、おそらく株価が上昇するのは現在年初来高値を更新している銘柄である可能性が高いですが、そうした銘柄を今から買うのも遅い感じがします。
したがって、日経平均株価が上昇した場合の恩恵を必ず受けるという意味で日経平均先物や日経平均株価連動型のETFに投資するのは1つの方法です。
もしくは、現在株価が上昇している業種の出遅れ銘柄を狙う、という作戦もあります。
また循環物色で成長株に矛先が向かう可能性も十分ありますが、足元では東証1部で高値をつけてから1~2年下げ続けた銘柄のリバウンドが主ですから、こうした銘柄の出遅れを狙っていくのが比較的安全なのではないかと思います。
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10万部超ベストセラーの『株を買うなら最低知っておきたい ファンダメンタルズ投資の教科書』(ダイヤモンド社)など著書10冊超。楽天証券「トウシル」でのコラム連載11年、570回超。日本経済新聞社、楽天証券、マネックス証券、日本取引所グループ、資産運用EXPOなどセミナー講師多数。