<4月12日の日本株>
週末4月12日の日本株は、引けにかけてじり高の展開となり、日経平均株価の終値は前日比159円18銭高の21870円56銭でした。
TOPIXは小幅下落、マザーズ指数は1%超の下落となりました。
値上がり銘柄1458に対し値下がり銘柄2152と値下がり優勢、年初来高値更新銘柄は64、年初来安値更新銘柄も64でした。
ADA指数は8.6%となり、前日の8.2%とほぼ変わらずでした。買える銘柄もそれなりにあるのですが、あまり積極的な売買は行っていません。
<日経平均株価だけが強い展開>
個別銘柄をみると、エラン(6099)やエニグモ(3665)など、高値更新する銘柄も散見される一方、日医工(4541)など今年に入ってからずっと下げ続ているものもあります。
そして皆さんも感じたと思いますが、金曜日は日経平均株価だけやたらと強く、個別銘柄は弱いものが多かったのです。これは、ファーストリテイリング(9983)とソフトバンクグループ(9984)の大幅上昇が原因であり、この2銘柄の上昇がなかったとしたならば、日経平均株価もマイナスとなっていました。
そして週末のアメリカ株大幅高を受けて、シカゴ日経平均先物は22000円台に乗せてきました。
ここからのポイントは、この強い動きが日経平均株価やその構成銘柄のみで、個別銘柄には波及しないのか、それとも個別銘柄にも買いが広がり、全面高に近い動きになるのかを見極めることです。
もし前者であれば、無理に買いを進める必要はないと思いますが、後者となれば、ある程度は買いポジションを持っておかないとチャンスに乗り損ねます。
非常に悩ましい展開ですが、ひとまず週明け15日の動きをみつつ、多少はフライング買いも入れながら、上昇トレンドの個別銘柄の保有をもう少し増やしてみようと思っています。
4月第1週は外国人投資家が久しぶりに大量に買い越しており、ある程度の期間上昇が続くことも考慮していく必要がありそうです。
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10万部超ベストセラーの『株を買うなら最低知っておきたい ファンダメンタルズ投資の教科書』(ダイヤモンド社)など著書10冊超。楽天証券「トウシル」でのコラム連載11年、570回超。日本経済新聞社、楽天証券、マネックス証券、日本取引所グループ、資産運用EXPOなどセミナー講師多数。