<1月25日の日本株>
週末1月25日の日本株は、終日強い動きとなり日経平均株価の終値は前日比198円93銭高の20773円56銭でした。
TOPIX、マザーズ指数も上昇しました。
値上がり銘柄2484に対し値下がり銘柄1203と値上がり優勢、昨年来高値更新銘柄は5、昨年来安値更新銘柄は6でした。
ADA指数はプラス13.5%となり、前日のマイナス4.7%から大きく上昇しました。空売りの買い戻しをすすめたほか、上昇トレンド銘柄の新規買い等を実行したことによります。
空売りはまだありますが、だいぶ減りました。
<上昇続く限りはトレンドについていくが・・・>
個別銘柄をみると、かなりの銘柄が25日移動平均線を超えてきています。しかし25日移動平均線を超えてからさらに伸びている銘柄は、1割くらいしかないという印象です。
確かに、中にはM&Aキャピタルパートナーズ(6080)のように値下がりが続いた後大きく反発するものもありますが、そこまでの動きをみせているのは少数です。とはいえ、25日移動平均線を超えてから上値を追っている銘柄については、もし保有しているのであれば、できる限り利を伸ばし続けたいところです。
私は買い先行に戻したものの、ADA指数は13.5%にとどまっています。なぜなら、株価が早晩天井をつけ、再び大きな下げが到来すると考えているからです。
もちろん、ここから上昇が続いて高値更新、という可能性もあるでしょうが、すでにアベノミクス相場がスタートして6年超、個別銘柄も10倍、20倍は当たり前という状況からさらに株価が何倍にも上昇するというのはどうも想定しにくいです。
また、仮にここからまだまだ株価が上昇するとしても、今から株価が10倍、20倍になる銘柄はかなり少数になるはずです。
とするなら、今からの上昇にあまり多くをベットしたくはなく、逆に株価が天井をつけて下落するところで空売りを仕掛けていきたいと思っています。
もう少しADA指数は伸びる可能性はありますが、30%程度が限度かな、と思います。今は大きく勝つことよりも大きく負けないことを重視して生き残る時期だと考えています。その結果、大きな上昇が到来して利益を取り逃しても、それは仕方ない、それ以上に大きな下落に対する備えを考えておくべきと思います。
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10万部超ベストセラーの『株を買うなら最低知っておきたい ファンダメンタルズ投資の教科書』(ダイヤモンド社)など著書10冊超。楽天証券「トウシル」でのコラム連載11年、570回超。日本経済新聞社、楽天証券、マネックス証券、日本取引所グループ、資産運用EXPOなどセミナー講師多数。