日本株の状況一気に悪化ー2018年6月18日の日本株

<今日の日本株>
週明け6月18日の日本株は、大阪での地震の影響もあったのか終日弱い展開となりました。日経平均株価の終値は先週末比171円42銭安の22680円33銭でした。
TOPIX、マザーズ指数も下落しました。

値上がり銘柄1025に対し値下がり銘柄2715と値下がり優勢、年初来高値更新銘柄は83、年初来安値更新銘柄は183まで増加しています。

ADA指数は63.6%となり、先週末の74.9%から大きく低下しました。保有株の多くが25日移動平均線を割り込んだため、それらを売却したことによるものです。

 

<日本株の実態は?>
個別銘柄の動きを見ると、ルネサンス(2378)、インフォマート(2492)、GMペイメントゲートウェイ(3769)、ニトリホールディングス(9843)など、高値更新となる銘柄も少なくありませんでした。

しかしそれ以上に目を引いたのは年初来安値更新銘柄の増加です。今日は183銘柄にまで増加しました。これは5月末以来、今年2番目の高水準です。

こうした状況から言えるのは、今の日本株は二極化相場かつ、下降トレンド銘柄や安値更新銘柄の方が多い状態であるということです。

私の感覚では、60~70%の銘柄が下降トレンドにあると感じます。

 

下降トレンド銘柄や安値更新銘柄の中には、業績が良い銘柄もかなり含まれています。ネットの情報サイトでは、そうした銘柄を「業績が良いのに株価が値下がりしているので割安」と買い推奨する専門家も多いようです。

しかし、私に言わせれば、そうした専門家は株式投資のことを全く分かっていないか、自分自身で身銭を切って株式投資をしていないとしか思えません。

株式投資というのは、自分が買った株がほかの誰かによって買い上げられなければ利益が出せません。
私が上昇トレンドの銘柄のみを保有するのは、誰かが買い上がった結果上昇トレンドになっているからです。

逆に下降トレンドの銘柄は、それがどんなに好業績であっても割安であっても、誰かが売り続けているから下降トレンドになっているのです。
つまり、多くの投資家が、好業績とか割安であることを評価していないのです。
もっといえば、好業績とか割安と思っているのは自分だけで、他の投資家はそう思っていない可能性が高いです。

上昇トレンドの銘柄は、投資家が買い上がった結果であり、下降トレンドの銘柄は投資家が売り続けている結果です。どちらの銘柄の方が将来上昇する可能性が高いか、言うまでもありません。

もし、保有株の中に安値更新となっている銘柄がいくつもあるようなら、株式投資の手法を根本的に見直した方が良いと思います。

 

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足立武志
1975年神奈川県生まれ。足立公認会計士・税理士事務所代表、株式会社マネーガーディアン代表取締役。株式投資・資産運用に精通した足立公認会計士・税理士として、個人投資家への有益な情報発信に努めている。

10万部超ベストセラーの『株を買うなら最低知っておきたい ファンダメンタルズ投資の教科書』(ダイヤモンド社)など著書10冊超。楽天証券「トウシル」でのコラム連載11年、570回超。日本経済新聞社、楽天証券、マネックス証券、日本取引所グループ、資産運用EXPOなどセミナー講師多数。

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