<6月1日の日本株>
月初かつ週末である6月1日の日本株は、寄り付き安かった後、100円超のプラス局面もあるも、引けにかけ再びマイナス圏へ転落しました。
日経平均株価の終値は前日比30円47銭安の22171円35銭でした。
TOPIXは小幅高、マザーズ指数は小幅安でした。
値上がり銘柄1888に対し値下がり銘柄1731とほぼ拮抗、年初来高値更新銘柄は58、年初来安値更新銘柄は144でした。
ADA指数は51.2%となり、前日の43.9%から上昇しました。25日移動平均線を超えている銘柄で、最近の調整により移動平均線に近接してきたものを新規買いしたことなどによります。
<テーマ株には飛びつくべからず>
個別銘柄をみると、テクマトリックス(3762)、デジタルガレージ(4819)、エラン(6099)、インフォマート(2492)など、高値更新となる銘柄も少なくありません。
年初来安値更新銘柄が144もありますので、全般は調整局面であることは間違いありませんが、私がウォッチしている銘柄に、年初来安値を更新しているものはほとんどありません。
したがって、以前に比べると内需系中小型成長株の動きが良くなってきている印象はあります。
相変わらず割安株が上がらず、成長株が強いという傾向には変化はないようです。私も、割安株にはほとんど投資していません。
さて、最近はいわゆる「テーマ株」が元気です。例えば仮想通貨事業参入が話題になっているやまねメディカル(2144)や、日産証券と資本業務提携を結ぶと発表した岡藤ホールディングス(8705)などです。
こうした、株価が短期間に上昇している銘柄をみると、「まだまだ上がる」と思ってしまうもの。
でも、株式投資で重要なのは、「ここから買って株価が下がったらどうするか」を事前に考えておくことです。
両社の25日移動平均線からのプラスかい離は、なんと100%を超えています。ここから買って、さらに株価が上昇することももちろんありますが、いつ天井をつけて急落してもおかしくありません。
両社とも、足元の業績はパッとせず、将来への期待・思惑のみで上昇している形です。こうした、足元の業績が伴っていない銘柄の急激な上昇は、短期売買の投資家が売買の中心のため、一度株価が天井を付けると、一気に株価が下落し、大きな損失を被ってしまいます。
もちろん、こうしたテーマ株で利益をあげる自信がある方は、どんどん手掛けても良いと思います。しかし、いざ投資してみるとかなり利益をあげるのは難しいことが良く分かるはずです。
したがって、私はこうした株には一切手を出しませんし、気にもなりません。それはプロ投資家も同様です。
今の日本株は、業績と株価が連動しやすいので、プロ投資家が勝ちやすい環境です。私たちもプロ投資家の真似をして、足元の業績が良く、将来の業績の伸びが期待できる銘柄を中心に投資した方が、長い目でみれば高い成果が出せるはずです。
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10万部超ベストセラーの『株を買うなら最低知っておきたい ファンダメンタルズ投資の教科書』(ダイヤモンド社)など著書10冊超。楽天証券「トウシル」でのコラム連載11年、570回超。日本経済新聞社、楽天証券、マネックス証券、日本取引所グループ、資産運用EXPOなどセミナー講師多数。