<今日の日本株>
5月24日の日本株は、前日に引き続き日経平均株価が大きめの下落となり、終値は前日比252円73銭安の22437円01銭となりました。
TOPIX、マザーズ指数も下落しましたが、マザーズ指数の値下がりは小幅にとどまっています。
値上がり銘柄978に対して値下がり銘柄2673と値下がり優勢、年初来高値更新銘柄は69、年初来安値更新銘柄は79にまで増えてきました。
ADA指数は64.7%となり、前日の71.4%から低下しました。保有株のなかに25日移動平均線を割り込むものがかなりありましたので、それらを売却したことによります。
<外野の声に惑わされない>
個別銘柄をみると、リンクアンドモチベーション(2170)、ルネサンス(2378)、ビジョン(9416)、GMOインターネット(9449)など、強い銘柄の引き続いての高値更新が目立っています。
日経平均株価こそ2日間で大きく値下がりしましたが、私がメインの投資対象としている内需系中小型成長株には値下がりしているものはそれほど多くなく、逆に上昇しているものも多々あります。
実際、23日と24日の2日間で、私の利益累計は減りはしたものの、日経平均株価の下げ幅からすればかなり小さく収まっています。
さすがにここから日経平均株価がさらに大きく下がることになれば別ですが、徐々に日経平均株価にかかわらず内需系中小型成長株が変われる展開になりつつあるように感じます。
さて、日経平均株価が25日移動平均線を割り込み、インターネットの投資情報サイトでは「ここから暴落か?」とか「絶好の押し目買いチャンス!」などと「プロ」と称される人たちが好き勝手なことを言っています。でも、皆さんはこうした外野の声に惑わされないようにしてください。
私はあくまでも売買の判断基準は25日移動平均線を超えるか、割り込むかです。外野が何を言おうとも、信じるべきは株価の動きなのです。なぜならこれこそが、全ての投資家の投資行動の結果だからです。
外野が「まだまだ上がる」といっても株価が下がっているなら手を出すべきではないですし、「暴落する」と脅しても、株価が上昇トレンドにあるなら売る必要はないのです。
日経平均株価こそ25日移動平均線を割り込みましたが、これをもって保有株まで売る必要はありません。保有株が25日移動平均線を割り込むかどうかに注目すればよいです。
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10万部超ベストセラーの『株を買うなら最低知っておきたい ファンダメンタルズ投資の教科書』(ダイヤモンド社)など著書10冊超。楽天証券「トウシル」でのコラム連載11年、570回超。日本経済新聞社、楽天証券、マネックス証券、日本取引所グループ、資産運用EXPOなどセミナー講師多数。