<今日の日本株>
4月25日の日本株は、前日のアメリカ株下落の影響もあり朝方こそ200円近く下げたものの、その後は持ちなおし、日経平均株価の終値は前日比62円80銭安の22215円32銭でした。
TOPIXも小幅安、マザーズ指数は小幅高でした。
値上がり銘柄1885に対し値下がり銘柄1719とほぼ拮抗、年初来高値更新銘柄は60、年初来安値更新銘柄は18でした。
ADA指数は65.4%となり、前日の57.0%から上昇しました。25日移動平均線を超える銘柄が日々増加しており、それらの銘柄を新規買いしたことなどによるものです。
<今の動きが続く限り戦略変更なし>
個別銘柄をみると、ハウスドゥ(3457)など高値更新となっている銘柄もあるものの、内需系中小型成長株は値下がりが続き、25日移動平均線を割り込んでいるものが大部分です。
一方、それ以外の銘柄は25日移動平均線を超えてくるものが日々増加していて、建設株、銀行株、商社株などは順調に上昇しています。
これらの銘柄は、中長期的な上昇トレンドにはなっていないものが多いので、今後継続的に上昇が続くかはまだ不明ですが、少なくとも日足チャートベースでは、順調に上値をとってきています。
今月にはいってから、このような動きが顕著になっていますので、この動きが続く限りは、内需系中小型成長株以外の銘柄に注力しつつ、内需系中小型成長株が上昇トレンドに転じれば、それらの銘柄も買い直しをしていくつもりでいます。
まだあまり買い仕込めていないという場合は、すでに25日移動平均線を超えている銘柄のうち、25日移動平均線からのかい離率が大きくなっていないものや、25日移動平均線を超えた直後の銘柄へ投資し、買った後株価が値下がりして損切りせざるを得なくなったとき、損失を最小限に抑えることができるタイミングで買うようにしてください。
そう考えると、例えば商船三井(9104)は、すでにかい離率が10%を超えているので、私であれば今から買うのは避けます。
昨日のアメリカ株大幅安にもかかわらず日本株は堅調な動きとなりました。為替レートが円安に振れている限りは、アメリカ株が多少弱くても、日本株は持ちこたえることができるのではないかと感じています。
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10万部超ベストセラーの『株を買うなら最低知っておきたい ファンダメンタルズ投資の教科書』(ダイヤモンド社)など著書10冊超。楽天証券「トウシル」でのコラム連載11年、570回超。日本経済新聞社、楽天証券、マネックス証券、日本取引所グループ、資産運用EXPOなどセミナー講師多数。