成長株はほぼ全滅ー2018年4月17日の日本株

<今日の日本株>
4月17日の日本株は、前日終値近辺での小動きに終始し、日経平均株価の終値は前日比12円06銭高の21847円59銭でした。
TOPIXは下落、マザーズ指数は一時3%超の急落となりましたが後場はだいぶ戻したもののマイナス引けでした。

値上がり銘柄1071に対して値下がり銘柄2558と値下がり優勢、年初来高値更新銘柄は33、年初来安値更新銘柄は84でした。

ADA指数は4.6%となり、前日の15.1%から大幅に低下しました。上昇トレンドを維持していた数少ない成長株も軒並み25日移動平均線を割り込むなどしたため、売却ないしヘッジ空売りを実行したことによります。

 

<日経平均株価の動きとかなり温度差のある個別銘柄>
個別銘柄をみると、レオパレス21(8848)など、高値更新となっているものもありますが、私のウォッチ銘柄の中にはほとんど高値更新銘柄はありません。

逆に、メディカル・データ・ビジョン(3902)、エラン(6099)など、上昇トレンドをキープしていた成長株も25日移動平均線を明確に割り込んでいて、まさに成長株総崩れという状況です。

成長株は、成長期待の分だけ株価が割高になっていることも多いので、下降トレンドに転じたら直ちに売却等しておかないと、思わぬ大損失につながりかねません。
大きな利益をもたらしてくれるのが成長株ですが、売買のタイミングを誤るとあっという間に大負けしてしまうのも成長株です。十分に気を付けてください。

さて、成長株のここ最近の下落は頭の痛いところですが、中には業績に問題なく、決算発表でも大幅な増収増益となっているにもかかわらず、株価が大きく下落している銘柄も少なくありません。

中には、「さすがに下げすぎだろう」と思われるものもあります。私はそんな銘柄を試し買いすることもあります。

本来は、下降トレンドにある銘柄は買わないのですが、下げ過ぎの銘柄を、上昇トレンドになるまで待って買うと、底値からかなり上昇した後に買うことになります。

もし、下げ過ぎの状態でうまく買い仕込むことができれば、安く買うことができる、というわけです。

具体的には、安値から3~5%程度反発したところを買います。そして安値を割り込んだら損切りとします。

こうすれば、安値を割り込まない限り、安いところで買えることになります。

ただし下降トレンドの途中で買うため、この方法はリスクも高いです。相場環境が悪ければ、いとも簡単に安値を割り込んでさらに下落してしまいます。

したがって、実行するにしても試し買い程度にとどめておくのが無難です。

 

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足立武志
1975年神奈川県生まれ。足立公認会計士・税理士事務所代表、株式会社マネーガーディアン代表取締役。株式投資・資産運用に精通した足立公認会計士・税理士として、個人投資家への有益な情報発信に努めている。

10万部超ベストセラーの『株を買うなら最低知っておきたい ファンダメンタルズ投資の教科書』(ダイヤモンド社)など著書10冊超。楽天証券「トウシル」でのコラム連載11年、570回超。日本経済新聞社、楽天証券、マネックス証券、日本取引所グループ、資産運用EXPOなどセミナー講師多数。

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