二番底形成か?底割れか?-2018年3月1日の日本株

<今日の日本株>
3月1日の日本株は、大きく値を下げる展開となりました。日経平均株価の終値は前日比343円77銭安の21724円47銭でした。
TOPIXも大幅下落、マザーズ指数も大きくはないものの下落しました。

値上がり銘柄711に対して値下がり銘柄3042と全面安に近い展開、昨年来高値更新銘柄25、昨年来安値更新銘柄も25でした。

ADA指数は43.9%となり、前日の58.2%から大きく低下しました。25日移動平均線を超えたために買った銘柄が再び25日移動平均線を割り込む動きが目立ったため、そうした銘柄を売却したことなどによります。

 

<二番底でも底割れでもどちらでも対応するためには>
昨晩のアメリカ株は大幅安、それを受けて日経平均先物も21000円近くまで下落しています。

専門家・評論家の人たちも、「二番底形成の動きで全く問題ない」とか「底割れに注意」とか、適当なことを言って個人投資家を惑わせていますが、私たちが行うべきことは、二番底か底割れかを予想することではありません。

どちらに転んでもよいような行動、つまり保有株が25日移動平均線を割り込んだら売り、再度超えない限りは手を出さない、とすればよいのです。

昨日の時点では、スター・マイカ(3230)、アイスタイル(3660)、フィックススターズ(3687)、エスケーエレクトロニクス(6677)など、強い銘柄は高値更新となっています。

しかし、2月上旬の急落の時もそうでしたが、あまりに相場全体の環境が悪化したときは、強い銘柄も含めて全て売られる展開となりますので注意が必要です。

日経平均株価はまだ2月はじめの安値を割り込んでいませんが、すでにりそなホールディングス(8308)や三井住友フィナンシャルグループ(8316)など、底割れしている銘柄も出てきていますし、昨年来安値更新銘柄も再び増加傾向にあります。

さらには、私のウォッチ銘柄から推測すると、個別銘柄全体の8割ほどが下降トレンドにあると思われます。

本ブログで何度も申し上げていることですが、株式投資で最も重要なことは、「大きく負けないこと」です。
そのためには、下落局面でどう行動するか、つまり下落局面で損失を最小限に抑えるにはどうするかを考えて行動するかがとても大事です。

もちろん、相場全体が弱くても、株価が25日移動平均線の上にあり、値下がりしない強い銘柄まで売る必要はありません。でも、ひとたび25日移動平均線を割り込んだら一旦売却し、損失の拡大を抑えることが重要です。

二番底形成か、底割れかというのは日経平均株価の話。重要なのは、個別銘柄ごとの動きです。個別銘柄の25日移動平均線を基準に売買していれば、恐れることも迷うこともありません。

株価が大きく下げているときは、迷っていたら思考停止になり、損失がどんどん拡大してしまいますから、ルールに基づき客観的に淡々と行動するようにしてください。

 

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足立武志
1975年神奈川県生まれ。足立公認会計士・税理士事務所代表、株式会社マネーガーディアン代表取締役。株式投資・資産運用に精通した足立公認会計士・税理士として、個人投資家への有益な情報発信に努めている。

10万部超ベストセラーの『株を買うなら最低知っておきたい ファンダメンタルズ投資の教科書』(ダイヤモンド社)など著書10冊超。楽天証券「トウシル」でのコラム連載11年、570回超。日本経済新聞社、楽天証券、マネックス証券、日本取引所グループ、資産運用EXPOなどセミナー講師多数。

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