日経平均株価「のみ」の値上がりに注意ー2017年10月6日の日本株と今週の投資戦略

<10月6日の日本株>
3連休を控えた週末、10月6日の日本株は終日強含みの展開となり、日経平均株価の終値は前日比62円15銭高の20690円71銭でした。
TOPIXも上昇、マザーズ指数も小幅ながら上昇しました。

値上がり銘柄1779に対し値下がり銘柄1774とほぼ同数、年初来高値更新銘柄は95と一時の勢いはなくなってきています。年初来安値更新銘柄は5でした。

10月6日のADA指数は69.6%となり、前日の70.8%から少し低下しました。下降トレンド転換の銘柄を売る一方、上昇トレンドにある銘柄を新規買いするなど、銘柄入れ替えが主な理由です。

 

<強い銘柄はまだまだあるものの・・・>
個別銘柄の動きをみると、古河電気工業(5801)、M&Aキャピタルパートナーズ(6080)、ヨシムラ・フード・ホールディングス(2884)など、高値更新を続ける強い銘柄もまだまだあります。

しかし、個別銘柄全体でみると、株価が伸び悩んでいたり、もうすぐ25日移動平均線を割り込んでしまいそうな銘柄が数多くあります。

明確な上昇トレンドとなっている個別銘柄は、全体の半分ほどしかないと思われます。

なお、上昇トレンドに転じた後、伸び悩んでいた銀行株や証券株の一部に、直近高値を更新してきているものが出てきている点は要注目です。

もし、日経平均株価が高値を更新して上昇を続けた場合、銀行株や証券株、そして東証1部の大型株に資金が回ってくる可能性が高いため、上昇トレンドにある大型株であれば多少は保有しておいても良いと思います。

 

<日経平均株価「のみ」の値上がりに備える>
ここ数日の値動きを見ていても感じますが、日経平均株価が上昇を続ける相場というのは、個人投資家が手掛けるような個別銘柄はあまり上昇しないことが多いです。

下手をすると、日経平均株価が23000円、25000円と上昇しても、自分の持っている個別銘柄は全く上昇しなかった、ということにもなりかねません。

もちろん、日経平均株価が大きく上昇するということは、個別銘柄も大きく上昇しているはずなのですが、上昇の中心となっている銘柄が、プロや外国人好みの値がさ株だったりするので、個人投資家に株価上昇の恩恵が回ってこないのです。

そこで、日経平均株価のみがスルスルと上昇してしまったとしても、ある程度の利益を得られる状態にしておくのが得策です。
具体的には、日経平均株価に連動したETFや、日経平均先物を買っておくということです。

私はETFと日経平均先物の両方を保有しています。ETFの場合、結構たくさんの金額を買わないと上昇しても高がしれていますので、レバレッジ型(日経平均株価の2倍の値動きをするもの)を活用して多少のレバレッジを利かせるのも有効です。
先物の口座があるのであれば、先物の方がレバレッジも高く、資金効率は良いです。

 

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足立武志
1975年神奈川県生まれ。足立公認会計士・税理士事務所代表、株式会社マネーガーディアン代表取締役。株式投資・資産運用に精通した足立公認会計士・税理士として、個人投資家への有益な情報発信に努めている。

10万部超ベストセラーの『株を買うなら最低知っておきたい ファンダメンタルズ投資の教科書』(ダイヤモンド社)など著書10冊超。楽天証券「トウシル」でのコラム連載11年、570回超。日本経済新聞社、楽天証券、マネックス証券、日本取引所グループ、資産運用EXPOなどセミナー講師多数。

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