<今日の日本株>
3月28日の日本株は大きめの反発となり、日経平均株価の終値は、前日比217円28銭高の19202円87銭でした。TOPIX、マザーズ指数も大きく上昇しています。
値上がり銘柄2715、値下がり銘柄845と値上がりが優勢、昨年来高値更新銘柄は83とやや持ち直しました。昨年来安値更新銘柄は1でした。
今日のADA指数は52.4%となり、前日の46.0%から上昇しました。上昇トレンドにある銘柄や、反発して25日移動平均線を上回った銘柄などの新規買いを進めたためです。
<強い銘柄も目立つ>
今日は、個別銘柄をみても山一電機(6941)、リンクアンドモチベーション(2170)など上値追いを続ける銘柄や、アドバンテスト(6857)やエスアールジータカミヤ(2445)など25日移動平均線を明確に上回ってきた銘柄など、強いものが目立ちました。
RIZAPグループ(2928)など、25日移動平均線を割り込むものもありましたが、それは少数でした。
新たに25日移動平均線を超えてきた銘柄については、新規買いをある程度積極的にしてみる場面と感じます。
<配当権利落ちの対処法>
27日の時点では、かなり状況は悪かったですが、28日は、25日移動平均線を割り込みそうな銘柄の多くが反発しているなど、かなり好転しました。29日は配当権利落ちで理論上140円ほど下落しますが、これを撥ね退けて埋めてくるようだと、今後にかなり期待が持てるようになります。
あと、配当利回りが高いような銘柄は、朝方は必要以上に売られてしまうことがあります。そこで、例えば売却の判断をするときには午前中は何もせず放置し、昼休みに株価をチェックして、朝方に安値を付けているようならそこを割れたら売却、とする逆指値の売り注文を入れるのも戦略の1つです。
10万部超ベストセラーの『株を買うなら最低知っておきたい ファンダメンタルズ投資の教科書』(ダイヤモンド社)など著書10冊超。楽天証券「トウシル」でのコラム連載11年、570回超。日本経済新聞社、楽天証券、マネックス証券、日本取引所グループ、資産運用EXPOなどセミナー講師多数。