<今日の日本株>
1月18日(私の誕生日でした)の日本株は、朝安後切り返し、反発して引けました。日経平均株価は18650円円33銭まで下落したもののそこから18941円24銭まで上昇、終値も前日比80円84銭高の18894円37銭でした。TOPIXやマザーズ指数も同様に、朝安後切り返して上昇しました。
値上がり銘柄は1649、値下がり銘柄は1817とほぼ拮抗、昨年来高値更新銘柄はトランプ相場で最小の16、対して昨年来安値更新銘柄は6銘柄となりました。
今日のADA指数は41.7%と、前日の52.4%から大きく低下しました。1月5日のピーク(85.4%)からみると、保有株がほぼ半分になった形です。25日移動平均線を割り込む銘柄がさらに増加したため、それに応じて淡々と保有株を売却しました。ただ、株価が切り返しているものが多いため、ここから反転上昇となれば、買い直しを進め、ADA指数も反発に向かうことになります。
<日経平均株価でみる、「切り返し後3つの買いタイミング」>
今日はメタップス(6172)、アルビス(7475)などが大きく下落する一方、エニグモ(3665)、Jトラスト(8508)などが大きく上昇するなど、銘柄によってまちまちの動きでした。また、業種別で見ると、私が注目している建設株、銀行株、証券株などは、切り返して反発して引けているものが多いものの、まだ25日移動平均線は下回っている状況です。
騰落レシオは97.3%と100%割れまで調整しており、今日の安値が底値となって反発に向かう可能性も大いにあります。ただ、1月20日のトランプ大統領就任式後の株価の状況が全く読めないため、今からあまり無理して勝負するのは避けるべきでしょう。
さて、日経平均株価も銀行株などと同様、18650円33銭まで下落したのち反発して18894円37銭となっているものの、25日移動平均線(19280円40銭)はまだ回復できていません。このように、株価が切り返したもののまだ25日移動平均線を回復していない場合の買いタイミングは3つあります。
(1)今すぐ買う →直近安値18650円33銭を割れたら損切り
(2)25日移動平均線を明確に超えたら買う(例えば19400円あたり)→25日移動平均線を明確に割れたら損切り、ないし直近安値18650円33銭を割れたら損切り
(3)直近高値(19615円40銭)を超えたら買う→25日移動平均線を明確に割れたら、ないし直近安値を割れたら損切り
上記は日経平均株価を例に取った説明ですが、このまま個別銘柄に当てはめればどの銘柄にも対応可能です。私は基本的には(2)と(3)を組み合わせることが多いです。
損切りを25日移動平均線割れとするか、直近安値割れとするかは、25日移動平均線と直近安値との距離の大小などで決定します。両者がそれほど離れていなければ、私は直近安値割れを採用することが多いです。
(1)が最も安く買えますが損切り(底割れ)のリスクも高いです。(3)は底割れのリスクは低下しますが相対的に高く買うことになります。
(1)でまず買い、(2)になったら追加買い、(3)になったらさらに追加買い、という戦略も悪くないと思います。
10万部超ベストセラーの『株を買うなら最低知っておきたい ファンダメンタルズ投資の教科書』(ダイヤモンド社)など著書10冊超。楽天証券「トウシル」でのコラム連載11年、570回超。日本経済新聞社、楽天証券、マネックス証券、日本取引所グループ、資産運用EXPOなどセミナー講師多数。