<今日の日本株>
連休明け1月10日の日本株は、前場は底堅い動きだったものの後場に入ってから下落しました。日経平均株価の終値は先週末比152円89銭安の19301円44銭でした。TOPIXも下落しましたが、マザーズ指数は逆に上昇しました。
値上がり銘柄1700に対して値下がり銘柄1826とほぼ拮抗しており、日経平均株価がやや大きく下落している割には、個別銘柄は強い動きのものも目立ちました。昨年来高値更新銘柄が209に達していることからもそのことがうかがえます(昨年来安値更新銘柄は1)。
今日のADA指数は81.9%となり、先週末の83.6%から少し低下しました。25日移動平均線を割り込んだ保有株につきヘッジの空売りを入れたりしたためで、全般的には強気継続で変わりありません。
<物色対象は小型株へシフト>
足元では、例えばマツダ(7261)、野村ホールディングス(8604)、ジェイエフイーホールディングス(5411)、島忠(8184)など、先駆して上昇していた銘柄に25日移動平均線割れの動きが目立っています。
一方、アイリッジ(3917)やマイネット(3928)が急上昇するなど、小型株には元気なものが目立ちます。
つまり、先駆した大型株が一服し、出遅れている小型株が上昇しているという健全な循環物色の動きになっています。
もし保有株が大型株ばかりで、最近の動きがイマイチという場合は、一部を小型株にシフトするのも一法です。ただしその場合、すでに25日移動平均線から大きく上方にかい離してしまっている銘柄は避けるべきです。小型株は上昇スピードも速いですが下落するときもあっという間です。高値掴みをできるだけ避けるようにしましょう。
足立武志
1975年神奈川県生まれ。足立公認会計士・税理士事務所代表、株式会社マネーガーディアン代表取締役。株式投資・資産運用に精通した足立公認会計士・税理士として、個人投資家への有益な情報発信に努めている。
10万部超ベストセラーの『株を買うなら最低知っておきたい ファンダメンタルズ投資の教科書』(ダイヤモンド社)など著書10冊超。楽天証券「トウシル」でのコラム連載11年、570回超。日本経済新聞社、楽天証券、マネックス証券、日本取引所グループ、資産運用EXPOなどセミナー講師多数。
10万部超ベストセラーの『株を買うなら最低知っておきたい ファンダメンタルズ投資の教科書』(ダイヤモンド社)など著書10冊超。楽天証券「トウシル」でのコラム連載11年、570回超。日本経済新聞社、楽天証券、マネックス証券、日本取引所グループ、資産運用EXPOなどセミナー講師多数。