<今日の日本株>
月初となる12月1日の日本株は、一時大きく上昇しましたが、引けにかけて急速にしぼむ展開となりました。日経平均株価の終値は前日比204円64銭高の18513円12銭でしたが、一時18746円28銭まで上昇しました。TOPIXも上昇しましたがマザーズ指数は下落しています。
値上がり銘柄は2028、値下がり銘柄は1475とやや値上がり優勢でした。私の保有株から類推するともっと値上がりが多いように思えましたのでやや意外でした。年初来高値更新銘柄は297まで増加、年初来安値更新銘柄は4でした。
今日のADA指数は73.0%となり、前日の71.9%から少し上昇しました。できるだけ保有株をこれ以上増やさないようにはしています。
<「大相場」の片鱗と目先天井の可能性>
今日の前場は、非常に強い動きで、私の保有株も軒並み上昇、含み益も大きく増加していました。これぞ「大相場」にふさわしい動き、という感じでした。
もちろんまだ「大相場」に突入したかどうかは不明なものの、大相場になれば、今日の前場のように、面白いように含み益が増えていく状況が何日も続くことになります。ぜひ今日の前場のような感覚を覚えておいてください。
一方、日経平均株価は18746円28銭まで上昇した後に伸び悩んで18513円12銭まで下落しています。日足チャートを見ていただくとわかるとおり、ここまで順調に株価が上昇し、高値圏で長めの上ヒゲがついています。今日以降の動き次第ですが、この形になると、目先の天井を付けた可能性が高まります。
さらに、年初来高値更新銘柄が297まで増加していますが、これは通常の相場であれば「1年に1回」レベルまで達しています。大相場になれば、連日のように400~500まで達してもおかしくありませんが、大相場でないならばこのあたりの水準が一旦のピークになる可能性が高いと思います。
もちろん、上昇トレンドにある銘柄を無理に売る必要はありませんが、ここからガンガン新規買いをするのは控えておいた方が無難かな、と思います。
10万部超ベストセラーの『株を買うなら最低知っておきたい ファンダメンタルズ投資の教科書』(ダイヤモンド社)など著書10冊超。楽天証券「トウシル」でのコラム連載11年、570回超。日本経済新聞社、楽天証券、マネックス証券、日本取引所グループ、資産運用EXPOなどセミナー講師多数。