<今日の日本株>
月末11月30日の日本株は小動きとなり、日経平均株価の終値は前日比1円44銭高の18308円48銭でした。TOPIX、マザーズ指数も小幅上昇となりました。
値上がり銘柄2067に対して値下がり銘柄1369と値上がり優勢、年初来高値更新銘柄169に対して年初来安値更新銘柄はわずかに2と、強気相場は継続しています。
今日のADA指数は71.9%となり、前日の70.7%から少し上昇しました。少し新規買いをしたのみで、あとは保有したままになっています。
<今は大相場に突入しているのか?>
トランプ大統領誕生以来、非常に強い動きが続いている日本株ですが、すでに大相場に突入しているのでしょうか?
確かに日経平均株価はボックス相場を上抜け、18000円台をキープしています。値上がり銘柄も日々値下がり銘柄を上回る状況です。
しかし、私の肌感覚からすると、確かにトランプ大統領誕生後、評価益はプラスにはなっていますが、ものすごく利益が増えているわけではありません。
私自身、大相場を何度か経験していますが、大相場とはそんなものではありません。毎日面白いように利益が増えていき、「そろそろ売った方が良いのではないか」と恐ろしくなるくらいです。
とはいえ、大相場でしっかり利益を得る秘訣は、中途半端なところで売らず、上昇トレンドにとことんついていくことです。保有している銘柄が上昇トレンドにあるならば保有を続けるべきですし、それを習慣づけることにより、今後本物の大相場が来たときに、そのチャンスをしっかりとつかむことができます。
大相場が来れば、資金を2~3倍に増やすことも容易にできます。そのためには、あらかじめ株を保有しておくことが重要です。いまはそうした「株集め」の時期にあるのだと思っています。
10万部超ベストセラーの『株を買うなら最低知っておきたい ファンダメンタルズ投資の教科書』(ダイヤモンド社)など著書10冊超。楽天証券「トウシル」でのコラム連載11年、570回超。日本経済新聞社、楽天証券、マネックス証券、日本取引所グループ、資産運用EXPOなどセミナー講師多数。