<今日の日本株>
週明け11月28日の日本株は、前場は軟調だったものの後場にかけ底堅い動きをみせました。日経平均株価の終値は先週末比24円33銭安の18356円89銭でした。TOPIXとマザーズは逆に上昇して引けています。
日経平均株価下落、TOPIX・マザーズ指数上昇というパターンは、個人投資家にとっては良いパターンで、私自身の含み損益も本日はそこそこのプラスになっています。
値上がり2374に対して値下がり1115と、日経平均株価下落にかかわらず値上がり優勢でした。また、年初来高値更新銘柄131に対し、年初来安値更新銘柄は4営業日連続でゼロでした。4営業日連続で安値更新が出現しないというのは、私自身あまり記憶にありません。それだけ今の相場が強いということです。
今日のADA指数は68.1%となり、先週末の64.8%から上昇しました。足元で新たに上昇トレンドになった銘柄を新規買いしたことなどによるものです。
<株価急上昇に備えてどう対応するか>
最近の個別銘柄の動きをみると、突然株価が急騰するケースが目立ちます。
例えば、28日はモバイルファクトリー(3912)が16.6%の急上昇をしましたが、この銘柄は私自身が注目しており、上昇トレンドになったら買いたいと思っているものでした。
25日の終値は2667円、25日移動平均線は2740円近辺にありましたから、28日の朝の時点では下降トレンドであり、新規買いはできません。
一方で、2936円の直近高値があり、ここを超えると明確に25日移動平均線を超えることになります。
そこで、2936円を超えたら買い、とする逆指値注文を入れておくのです。これにより、日中仕事で株価を見れなくとも、株価が急上昇したら買い注文が発注されます。
また、昼休みの時点で、株価が2900を超えており、明確に25日移動平均線を上回ってそこで、昼休み中に、成行で買い注文を出しておくという方法も取れます。
私自身はこの方法で28日にモバイルファクトリー株を新規買いしました。もちろん、後場になって急速に株価がしぼみ、買いが失敗に終わるケースもありますが、その時はその時で仕方ないと割り切っています。
10万部超ベストセラーの『株を買うなら最低知っておきたい ファンダメンタルズ投資の教科書』(ダイヤモンド社)など著書10冊超。楽天証券「トウシル」でのコラム連載11年、570回超。日本経済新聞社、楽天証券、マネックス証券、日本取引所グループ、資産運用EXPOなどセミナー講師多数。