<今日の日本株>
7月28日の日本株は下落となり、日経平均株価の終値は前日比187円98銭安の16476円84銭でした。TOPIX、マザーズ指数も下落しています。
今日のADA指数は33.0%となり、前日の37.9%から低下しました。日銀金融政策決定会合を前に、弱い銘柄の処分を続けました。
日経平均株価が上がっても持ち株の株価は上がらず、日経平均株価が下がれば持ち株もしっかり下がるという、非常にフラストレーションの溜まる相場環境が続いています。もともと私の投資手法は、大きなトレンドが出た時に一気に稼ぎ、それ以外の時期は我慢が続くという形になるので仕方ないのですが、明確な上昇トレンドが到来するまで何とか耐え忍ぶしかありません。
マーケットでは日銀の金融緩和が実施されるとの声が大部分ですが、私は緩和見送り、もしくは実施されたとしてもETF買い入れ増額など、目新しいものはないのではないかと予想しています。いずれにせよ、日銀金融政策決定会合の後は株価が大きく下がるのが通例のようになっていますから、勝負をするかどうか判断するのはその後の株価の推移をみて、ということになります。
<ポケモンGO関連の株価はかなり下がってきたが・・・>
任天堂(7974)を筆頭としたポケモンGO関連の銘柄は高値を付けてからかなり調整が進んできています。例えば任天堂であれば25日移動平均線からのかい離率が5%台にまで下がってきています。
私は任天堂株や他のポケモンGO関連株の売買を推奨するわけではありませんが、もし任天堂株を買うのであれば、タイミングとしては良いところに来ているといえます。仮に今の株価水準で買って、25日移動平均線割れで損切りとすれば損失率は10%以内に収まると想定されるからです。
ただ、今から買うのであれば、今後の業績に結び付かなそうな、思惑だけで上昇していた銘柄ではなく、今後の業績にプラスの恩恵がでるような銘柄の方が良いとは個人的に思います。例えば、位置情報ゲームが市民権を得たことにより今後の業績に期待が持てる、位置情報ゲームの運営会社などです。
10万部超ベストセラーの『株を買うなら最低知っておきたい ファンダメンタルズ投資の教科書』(ダイヤモンド社)など著書10冊超。楽天証券「トウシル」でのコラム連載11年、570回超。日本経済新聞社、楽天証券、マネックス証券、日本取引所グループ、資産運用EXPOなどセミナー講師多数。