今日の日本株(2016年7月5日)

<今日の日本株>
7月5日の日本株は反落し、日経平均株価は前日比106円47銭安の15669円33銭で終わりました。TOPIX、マザーズ指数も下落となりました。
個別銘柄をみると、値上がりが約3分の1、値下がりが約3分の2と、決して全面安の相場ではありませんでした。とりたてて特筆すべき動きはあまりなかったように思います。
今日のADA指数は22.2%と、前日の24.4%から少し低下しました。買い建ての保有株を少し売却したなどしたためです。

<明日以降の動きに要注目>
本稿を執筆している時点で、アメリカ株は下落、ドルー円相場は101円台半ば、日経平均先物は現物終値より250円ほど安くなっています。やはりおいそれと円安方向には向かわないようで、明日の日本株の反応が注目されます。
今日の東証1部年初来高値銘柄51に対し、年初来安値銘柄は20でした。年初来高値銘柄が高い状況が続く限りは全体相場は堅調な動きが続くと見込まれますが、仮にドルー円相場が円高方向に向かい、日経平均株価が大きく下落した場合、おそらく年初来安値銘柄数が年初来高値銘柄数を上回ることになるはずです。
日経平均株価がおおむね横ばいで推移してくれれば、二極化相場が継続すると思われますが、再び下落して6月24日の安値を下回るようなことになれば、全面安の展開が再度訪れることになるでしょうから、まずは明日の日本株の動きには要注目です。
いずれにせよ、今は勝負をかけるような環境にはありませんから、もし今後株価が大きく下落しようとも、いかに損失を小さくするかに神経を集中させるべきです。

足立武志
1975年神奈川県生まれ。足立公認会計士・税理士事務所代表、株式会社マネーガーディアン代表取締役。株式投資・資産運用に精通した足立公認会計士・税理士として、個人投資家への有益な情報発信に努めている。

10万部超ベストセラーの『株を買うなら最低知っておきたい ファンダメンタルズ投資の教科書』(ダイヤモンド社)など著書10冊超。楽天証券「トウシル」でのコラム連載11年、570回超。日本経済新聞社、楽天証券、マネックス証券、日本取引所グループ、資産運用EXPOなどセミナー講師多数。

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