<今日の日本株>
6月8日の日本株は続伸となり、日経平均株価は前日比155円47銭高の16830円92銭で引けました。マザーズ指数も1%ほどの上昇となり、反発局面が続いています。
今日のADA指数は46.4%となり、前日の41.9%から上昇しました。相場全体の戻りに伴い、空売り銘柄の買戻しが発生したのと、多少新規買いや既保有銘柄の追加買いを実行したためです。
<足元の相場で利益や含み益は増加しているか?>
日本株、少なくとも日経平均株価は月曜日の寄り付きを底値に、火・水と順調に戻っています。今週に入っての皆様の利益・含み益はどのような感じになっていますでしょうか。
何度もお話ししているとおり今は二極化相場です。今日の値上がり銘柄2015に対し値下がりも1260もありますし、年初来高値更新銘柄が80ある一方、安値更新銘柄も33あります。
もし、火・水と利益・含み益が順調に増えているようなら問題ありません。しかし、逆に利益が減っていたり損失が拡大していたとしたら、保有している銘柄が良くない(つまり「弱い銘柄を保有している」)可能性が高いと思います。
今は、業績が悪いなどファンダメンタルの面で難がある銘柄は、いつまでたっても上昇しません。そうした銘柄を保有するくらいならば、一旦売却してしまって次のチャンスを待つ方がよいと思います。
私自身の保有銘柄は、日足チャートが右肩上がりで上昇トレンドが継続しているものが大半です。株価が25日移動平均線を割り込んでいる下降トレンドのもの(例えばオリエンタルランド(4661))は当然保有していないばかりか、空売り銘柄になっているものもあります。また、トレンドがどっちつかずではっきりしないものもできるだけ保有しないようにしています。
足元の相場は、銘柄選択さえ間違わなければ少なくとも損をするような相場ではありません。そしてその銘柄選択は、基本的に上昇トレンドが続いている銘柄であれば現時点では問題ないはずです。
10万部超ベストセラーの『株を買うなら最低知っておきたい ファンダメンタルズ投資の教科書』(ダイヤモンド社)など著書10冊超。楽天証券「トウシル」でのコラム連載11年、570回超。日本経済新聞社、楽天証券、マネックス証券、日本取引所グループ、資産運用EXPOなどセミナー講師多数。