<今日の日本株>
3月8日の日本株は、日経平均株価が前日比128円17銭安の16783円15銭と下落しました。日経平均株価は、午前中に一時16570円22銭まで下落する場面もありました。
今日の相場は、特に午前中は昨日までとうって変わって非常に弱い動きで、個別銘柄の多くが、時間の経過とともに力なくダラダラと下げ続ける、そんな気味の悪い動きとなっていました。私の持ち株も結構下がり、大引けには多少持ち直したものの、前場が終了した時点ではかなりのダメージとなっていました。
今日のADA指数は55.2%となり、前日の67.7%から大きく低下しました。25日移動平均線を上抜けたものの、頭打ちになり反落してしまった銘柄を一旦売却し、さらなる下落に備えることにしました。やはり、ベネフィット・ワン(2412)のように、25日移動平均線を超えても、移動平均線自体が下向きのままでは、マーケットが調整局面になるととたんに弱い動きになってしまいがちです。
なお、今日売却した銘柄は、直近高値を超えたら買い直しをします。例えばベネフィット・ワンであれば3月2日の2346円を超えたら買い直しとなります。
<逆指値注文の成功例>
上記に書いた、直近高値を超えたら買い直し、という場合は逆指値を活用することが多いです。私自身、昼間は公認会計士・税理士としての仕事をしていますから、常時株価を見ることはできません。そこで、直近高値の1円上に逆指値注文を入れておくのです。
今日は、一時ストップ高となったハーツユナイテッドグループ(3676)の逆指値注文が成功しました。前日7日は一時2074円の高値をつけたものの、終値は1978円でした。7日時点の25日移動平均線はおよそ2000円で、終値は25日移動平均線を超えていません。しかし、2074円の高値を超えて2075円となれば、「25日移動平均線超え」と「直近高値超え」の2つの買いタイミングを同時に満たすこととなります。
そこで、7日夜に、株価が2074円を超えたら成り行きの買い注文を出す、とする逆指値注文を発注しておきました。その結果、2078円および2079円で買うことができました。
昼間仕事をしていても売買のタイミングは逃さない、それが逆指値注文の活用により可能となっているのです。
10万部超ベストセラーの『株を買うなら最低知っておきたい ファンダメンタルズ投資の教科書』(ダイヤモンド社)など著書10冊超。楽天証券「トウシル」でのコラム連載11年、570回超。日本経済新聞社、楽天証券、マネックス証券、日本取引所グループ、資産運用EXPOなどセミナー講師多数。