8月12日の日本株と今週の投資戦略

<8月12日の日本株>
8月12日(金)の日本株は終日堅調な動きが続き、日経平均株価は水曜日比184円80銭高の16919円92銭で引けました。TOPIXも上昇、マザーズ指数は約3%の大幅上昇となりました。
日経平均株価は一時16943円67銭まで上昇し、7月21日につけた直近高値16938円96銭をわずかながら更新しました。今後、直近高値を明確に超えてくるようなことになれば、さらなる上値が大いに期待できる状況です。
8月12日のADA指数は49.2%となり、前営業日の33.3%から大幅に上昇しました。上昇トレンド入りする銘柄がかなり増えてきており、それに伴い新規買いを積極的に実行したことによります。

<NT倍率の上昇が続く>
8月12日のNT倍率は12.78倍まで上昇し、17年ぶりの高水準に達しています。特に今年7月以降の上昇スピードはかなり急速になっています。
NT倍率については、下記の楽天証券コラムをご参考にしていただければと思いますが、簡単に言えば、NT倍率が上昇するということは、日経平均株価に採用されている225銘柄の株価が相対的に強い状況が続いていることを意味します。
NT倍率が上昇する相場では、個人投資家が利益を上げにくくなります。なぜなら、そうした相場では先物主導で株価が動くことが多いからです。日経平均先物に買いが入り、その結果として日経平均株価採用銘柄に集中して投資資金が流入し、それ以外の銘柄、特に個人投資家に人気の高い中小型株や新興市場銘柄の株価はさっぱり上昇しないのです。

楽天証券コラム第6回

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<日銀ETF買い入れ枠増大がさらなるNT倍率上昇をもたらすか?>
NT倍率上昇の理由の1つに、日銀のETF買い入れがあると思われます。日銀のETF買い入れは、日経平均株価連動型とTOPIX連動型を中心に行われていると思いますが、仮に両者を同じ金額ずつ買うとすると、日経平均株価採用銘柄の方がより多くの資金流入となることが分かります(日経平均株価連動型のETFは、日経平均株価採用銘柄しか買わないため)。
さらに、日銀は8月4日よりETFの買い入れ額を倍増させています。8月2日、3日は347億円だったのが、4日と10日は707億円を買い入れているのです。日銀のETF買いが増加すれば、日経平均株価採用銘柄と非採用銘柄との間での資金流入額の格差がさらに拡大することになります。
したがって、もし日経平均株価が上昇を続けているのに自分の持ち株は全然上がらない、という方は日経平均株価採用銘柄から投資対象銘柄を選択してみるのも1つの戦略となります。もしくは、日経平均株価連動型のETFを買ったり、日経平均先物を買うなど、直接日経平均株価を買ってしまうのも有効です。