震災関連株の高値掴みに要注意

今日(4月18日)の値上がり銘柄をみると、若築建設(1888)、不動テトラ(1813)、地盤ネットホールディングス(6072)、長大(9624)など震災関連銘柄が軒並み大幅高となっていました。
東日本大震災のときも、阪神淡路大震災のときも、建設株はじめ震災関連銘柄が大きく上昇しましたが、やがては株価が反落してしまっています。安易に震災関連銘柄に飛び乗ってしまうと、思わぬ高値掴みとなってしまう危険性が大いにあるのです。

日足チャートで、上記の4銘柄の、4月15日の動きをご覧ください。いずれの銘柄も、寄り付きが高く、そこから株価が下げる「陰線」の形のローソク足になっていることがお分かりいただけると思います。
15日は、14日に生じた地震を材料として、朝から震災関連銘柄が買い上げられたものの、その勢いは続かず高値から下落を続けたのです。
18日に震災関連銘柄の株価が大きく上昇したのは、16日未明に、14日よりもはるかに規模の大きい地震が生じたからであって、もし、14日以降大きな地震がなかったなら、15日の寄り付きで震災関連銘柄を買った個人投資家は、その後の下落で大きな損失を被っていたはずです。
ですから、地震が起こったあと、震災関連銘柄を買うことは、高値掴みの危険性も相当高いリスクの高い行為であるといえます。もし手掛けるとしたら、デイトレードとして参加するという形にすべきです。今日(18日)の寄り付きでこれらの銘柄を買った方は、そこからさらに株価が伸びたため結果的に成功となりましたが、これはたまたま運良くそうなっただけ、と肝に銘じておいてください。

しかし、これらの銘柄を飛びつき買いするのは非常にリスクが高いですが、「震災が起きた時のためのヘッジ」としてあらかじめ保有しておくという手ははあります。実際、私は東日本大震災が起きた時、建設株をいくつか保有していました。他の銘柄が軒並み大きく下落する中、建設株はストップ高になるなどしたため、他の銘柄の損失をある程度埋めることができました。
ただ、下降トレンドになってもいつまでも保有を続けることはお勧めしません。例えば400円で購入した銘柄が360円で下降トレンド入りした後も売らずに保有した結果、100円まで値下がりしてしまうこともあります。その状況で震災等が起こったとしても、200円までしか反発しなければ、結局含み損は解消されないままです。
上昇トレンドにあるときに限られてはしまいますが、震災等のリスクヘッジの意味合いで、建設株など震災関連株をいくらか保有しておくことは有用だと思います。