株価急落局面ではどう行動すべきか

本日は、株価が急落していることもあり、本ブログにも多くの個人投資家の方に訪問いただいています。
一般に、株価が大きく下落すると、多くの個人投資家は情報を求めてネット上を右往左往してしまいがちです。
せっかく私のブログに来ていただいたのですから、株価急落局面をどう乗り越えればよいのか、私が実践している方法をお話ししたいと思います。

私は、今回の株価急落ではほとんどダメージを受けていません。テーマ株にうまく乗れたというラッキーもありますが、一番の理由は保有株が25日移動平均線を割り込んで下降トレンドに転換したらすぐに売却をしていたからです。(簡単に言えば下降トレンドとは株価が25日移動平均線を割り込んだ状態、上昇トレンドとは株価が25日移動平均線を上回った状態です)
今年に入ってからのADA指数の推移(45.1%→39.2%→25.8%→13.2%)をみていただくと分かりますが、私は今日になって保有株をいっぺんに売却しているわけではありません。下降トレンドに転じた銘柄から順次売却しています。弱った銘柄は速やかに売ってしまう、これがポイントなのです。
もちろん、現時点でも上昇トレンドを維持している強い銘柄はいくつかあるため、それらは保有継続していますが、もしそれらの銘柄も株価が下落して下降トレンドに転換、売却する羽目になったとしても追加的な利益減少は軽微で済む計算です。
ですから、私は今回の株価急落を難なくやり過ごせていますし、平常心をもって株価急落を眺めることができています。

もし、現時点で保有株をまだ大量に持っていて、これ以上の株価下落が心配で夜も眠れないというのであれば、すぐに保有株を投げ打って平常心を取り戻すべきだと思います。もちろん、保有株を投げ打ったタイミングが底値になってしまうかもしれません。でもそれは仕方がないことです。
株価下落で平常心を保てないような投資をしていること自体が問題であり、同じようなことを繰り返しているとリーマンショック級の暴落がくれば財産の大部分を失いかねないのです。
それを考えたら、一度失敗を認めて投げ売って、1からやり直した方がよいと思います。そうすれば、同じ失敗を繰り返すことがなくなります。誤った方法を正すことができれば、そのこと自体が自分自身にとって非常に大きな財産となります。

今回の株価急落で大きな損失を被ってしまった方は、すでに起こってしまったことは仕方ないので、これからは同じ失敗をしないようにしてください。私が拙著や楽天証券のコラム、本ブログなどでお伝えしているように、下降トレンドにある間は新規買いをせずに上昇トレンドに転じるのを待って買う、そして上昇トレンドから下降トレンドに転じたら速やかに売却する、たったこれだけで株価急落を最小限のダメージで乗り越えることができるのです。これは私自身がずっと実践していることですから嘘ではありません。

ネットの株式投資サイトでは、「専門家」とか「投資のプロ」と称する人々が、「すでに株価の下値にほぼ到達している」とか「株価は売られすぎだから買いのチャンス」と無責任極まりないコメントを載せています。でも、私は現時点で個人投資家の皆様に「買いのチャンス」とか「これ以上株価は下がらない」などとは口が裂けてもいうことはできません。
なぜなら、私は身銭を切って実際に投資しているから、そしてリーマンショックをはじめ、強い恐怖を感じるほどの暴落・急落をいくつも乗り越えているからです。
現時点で大量の株を保有し続けていたら、そして現時点で新規買いしたら、株価がさらに大きく下がったときに完全に息の根を止められてしまいます。

アベノミクス相場が始まってから、恐ろしいほどの暴落は一度もありません。昨年夏のチャイナ・ショックはそこそこのインパクトはありましたが、この程度の下落は2~3年に一度は起こるレベルです。
確かに現時点の株価レベルから近いうちに下げ止まる可能性は95%ほどはあるでしょう。でも、残り5%に巻き込まれて財産の多くを失ってしまうのが株式投資なのです。
いつまでも株式市場から退場させられることなく、株式投資を楽しみたいのであれば、この残り5%のリスクに最大限注意を払っていただきたいと思います。下手に底値を狙って買おうとせず、上昇トレンドに転じてから買うようにすれば残り5%に巻き込まれることもありませんし、十分安値圏で買うことができます。これは、身銭を切って投資し、そして幾度もの暴落を乗り越えてきた私だからこそお伝えできることです。

遠くない将来、株価が暴落したとき、自称専門家の「今が底」「買いチャンス」という無責任なアドバイスではなく、「上昇トレンドに転じるまではキャッシュポジションを高めて守りに徹するべき」という私のアドバイスを聞いて良かったと、心から思っていただけるはずです。