昨日の日本株(2016年9月21日)

<昨日の日本株>
9月21日(水)の日本株は、日銀金融政策決定会合の結果発表の前後で株価が大きく乱高下したものの、引けにかけて大きく上昇しました。日経平均株価の終値は前日比315円47銭高の16807円62銭でした。TOPIXも大幅上昇、マザーズ指数も上昇しました。
値上がり銘柄数が2812に対して値下がり銘柄数が691と、全面高に近い状況となりました。年初来安値17に対して年初来高値は51まで増加しており、上昇トレンドに転じる銘柄も多く出てきています。
そのような状況を受け、ADA指数も大きく上昇し、前日の20.6%から35.0%まで上昇となりました。空売りの買い戻し、新規買い、追加買いなど実行しました。アメリカ株の状況も気にはなりましたが、明確な上昇トレンドになっているものに絞って買いました。

<アメリカのFOMCは無事通過>
日本時間の21日深夜に発表されたFOMCの政策は、利上げ見送りとなりました。これを受け、アメリカ株は上昇、為替レートは円高方向に向かっています。1ドル=100円台にまで円高が進んでいますが、アメリカ株が上昇していることもあり、今のところ日本株に円高による大きな悪影響は出ていないようです。本稿執筆時現在、シカゴ日経225先物は16760円近辺で推移していて、9月末配当権利落ちが100円強あることを考えると、このままの状況でいけば23日の日本株は上昇して始まりそうです。

<日銀の金融政策をマーケットはどう評価するか?>
日銀の金融政策決定会合の結果が発表された後、株価は大きく上昇し、為替レートも円安に振れました。また、マイナス金利の深掘りがなかったことを好感し、銀行株が大きく上昇しました。
ところが、引け後の黒田総裁の会見後、為替レートは一気に円高となり、日経平均先物も大きく下落しました。これは、今回の日銀の措置が事実上テーパリング(引き締め)であるとマーケットが懸念してしていることの表れと思われます。
アメリカのFOMCが無事通過したことにより、日本株にも安心感が広がりそうですが、ここから日銀の金融政策を市場参加者がどう評価するかで力強い上昇となるかどうかが変わってきます。
日銀のテーパリング懸念、そしてアメリカの利上げ先送りで為替レートは円高に振れやすい状況です。でも、円高にもかかわらず株価が上昇を続けるならば、これは新しい展開として日本株に強気となってよいと思います。明日以降の日本株の動きに要注目です。