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日経平均株価で日本株の見通しを語る「専門家」に注意

6月24日金曜日の日本株は、イギリス国民投票の結果がEU離脱という形となったことを嫌気して大きく下落したわけですが、日経平均株価のチャートをみると、2月の安値と今回の安値とで「ダブル・ボトム」の形となっているように見えます。
現に、「専門家」の中には日経平均株価がダブル・ボトムの形であることを根拠に、買いのチャンスであると言っている人もいます。
果たして、日経平均株価がダブル・ボトムだから買いのチャンスという考え方はどうなのでしょうか?私は、全くそうは思いません。

まず、日経平均株価がどのようにして出来上がっているかを考えれば、日経平均株価を用いて個別銘柄の売買タイミングを判断することはおかしなことだと分かります。
日経平均株価は、225の構成銘柄を平均したものにすぎません。実際、個別銘柄でみると、金曜日の急落で、東証1部の実に716銘柄が年初来安値をつけました。つまり、716銘柄は、ダブル・ボトムどころかすでに株価が底割れしているのです。日経平均株価がダブル・ボトムをつけているのは構成銘柄の株価を平均した結果「たまたま」そうなっているにすぎません。

ですから、私であれば、どうしてもこの銘柄に投資しておきたい、というものがあれば下降トレンドであっても買うことはあると思います(もちろんこの場合でも損切りは徹底します)が、基本は上昇トレンドに転じるまで様子見です。

もちろん、日経平均先物や、日経平均株価に連動するETFに投資される場合は、日経平均株価がダブル・ボトムであることをもって、逆張りの買いチャンスととらえる見方もあります。でも、ここからさらに株価が下がればダブル・ボトムではなかったことになりますから、しっかりと損切り価格を決めたうえで買うべきです。