急騰銘柄に乗り損ねたら新規買いはあきらめる

日銀のマイナス金利導入決定により、先週金曜日(1月29日)の後場から株価が大きく上昇しているのが不動産株です。プロパスト(3236)は1月29日にはストップ高となりました。
もし、金曜日の後場にプロパスト株を買い仕込むことができていれば、280円前後で買うことは十分可能だったはずです。
そして2月1日の相場、1月29日にストップ高まで上昇した余勢を買って、朝方は380円で寄り付きました。

ここでお気づきいただきたいのが、買うタイミングが1日ずれるだけで、280円で買えたものが380円でないと買えなくなってしまっているという点です。
もし、そこから株価が420円まで上昇したとすれば、280円で買った場合は50%の利益ですが、380円で買った場合は10%の利益しか得られません。
逆に、株価が天井を付けてしまうと、280円で買った場合は利益のある状態で撤退できる可能性が大いにありますが、380円で買った場合は、適時に損切りしなければ多額の含み損を余儀なくされる可能性が高くなります。
現に、2月1日の寄り付きで買うと、同日の取引終了時点ですでに10%近くの含み損を抱えてしまっています。

確かに「金融緩和=不動産株急騰」という図式はありますし、急騰している不動産株に飛び乗ってしまいたくなる気持ちは分かりますが、前日280円で買えたものを今日380円で買うというのは、どう考えても高く買いすぎです。特に新興市場銘柄のように値動きが荒い銘柄であればなおさらです。

オルトプラス(3672)という銘柄の日足チャートを一度ご覧ください。1月29日に天井を付け、2月1日には急落しています。もし、この銘柄を1月28日の寄り付きで買っていれば、2月1日の急落で売却しても、利益で終わることができます。でも、1月29日の寄り付きで買って損切りできずにいれば、買った翌日に20%以上もの含み損を抱える結果になってしまっているのです。

短期的に急騰している銘柄は、買いタイミングが1日違うだけでリスクが格段に高くなります。「いいタイミングで買いそびれたな」と思ったら、無理して翌日に高値で買うことはせずに、あきらめて他の銘柄を探すべきです。これも個人投資家が行うべきリスク管理の1つです。