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年初来高値銘柄の新規買いポイントを考える

「5月20日の日本株と来週の投資戦略」にて、5月20日の年初来高値銘柄をいくつか取り上げましたが、これらの銘柄につき、私なら具体的にどのタイミングで新規買いするかをお話ししたいと思います。

年初来高値更新銘柄については、原則として25日移動平均線からのプラスかい離が10%程度以内であれば新規買いを実行します。プラスかい離があまりにも高い場合は、損切りとなった場合の損失が大きくなってしまうので、押し目など25日移動平均線からのかい離が小さくなるのを待ってから新規買いします。
また、年初来高値更新銘柄は、決算発表や好材料等で突然急騰でもしない限り、それ以前から上昇トレンドにあることがほとんどです。年初来高値更新の前の段階で上昇トレンドにあれば、その時点で新規買いしても問題ありません。ただ、今のような全体の方向性がはっきりしない相場では、上昇トレンドに転じたと思ったらすぐに失速してしまうこともありますから、できるだけ強い銘柄につくのが有効です。強い銘柄を見極める1つの方法が、「直近高値を超えること」です。
そこで、直近高値超えで買いの逆指値注文を入れておきます。この直近高値超えの水準が、25日移動平均線からのかい離率10%以内であれば特段問題ありません。

これらを個別銘柄に当てはめていくと、まずベネフィット・ワン(2412)は、20日の年初来高値の水準でも25日移動平均線からのかい離率が10%以内ですからここから新規買いしてもよいですし、4月21日の2688円超えで新規買いという逆指値注文をあらかじめ出しておくことも有効でした。
アウトソーシング(2427)は、25日移動平均線を超えたり割ったりしながら上昇しているので、25日移動平均線超え直後に買うよりは、4月15日の高値4175円超えで新規買いの逆指値注文の方がよいでしょう。
MonotaRO(3064)の場合は3月31日の3495円超えで新規買いの逆指値注文とします。4月21日に3490円の高値がありますが、3月31日高値を超えておらず、二番天井の恐れもある形です。ですから、4月21日の3490円超えではなく、二番天井を否定する3月31日の3495円超えとするのがよいでしょう。
同様に、デジタルガレージ(4819)は4月22日の2266円超え、サンフロンティア不動産(8934)は3月30日の1168円超えでそれぞれ逆指値注文とします。サンフロンティア不動産の場合、4月25日に1141円の高値がありますが、1141円超えではなく1168円超えとする理由はMonotaROと同じです。

現時点からの新規買いは、アウトソーシングとサンフロンティア不動産は25日移動平均線からのかい離率が大きいので見送り、MonotaROはややかい離率が大きく微妙ですが、リスク高いことを承知の上であればOK,それ以外はおおむねかい離率10%以内なのでOK、というところです。
強い銘柄は年初来高値が何日も続くこともあります。もちろん、移動平均線とのかい離率が大きくない限りはいつ買っても問題ありませんが、できれば年初来高値更新の初日近辺に買っておく方が、より安く買えるという点で好ましいと思います。