前回の金融緩和後の株価の動きに学ぶ

先週金曜日(1月29日)に日銀金融政策決定会合にて決定された「マイナス金利導入」は、サプライズを持って市場参加者に受け入れられました。株式市場へのプラス効果がどこまで続くかは未知数ですが、少なくとも週末のアメリカ株は急騰、為替レートも1ドル=121円台まで円安が進み、好感をもって受け止められている印象です。

ところで、株式市場では「歴史は繰り返す」といいますが、同じようなことが過去にあった場合、そのときの値動きを参考にすることは大いに有用です。そこで、2014年10月末に行われた前回の金融緩和後の株価の動きをみてみましょう。
前回の金融緩和でも、やはり景気敏感株である不動産株やその他金融株などが一斉に買われました。しかし、その勢いは長く続かず、1~2週間程度で天井をつけてしまうものも目立ちました。
その一方、好業績であるが金融緩和の直接的な影響を受けないと思われる銘柄は、金融緩和直後の株価の反応は小さかったものの、その後も株価は右肩上がりに上昇していきました。
つまり、短期的には不動産株をはじめとした金利敏感株が買われるものの、長い目でみれば、好業績の銘柄が買われていたということです。

今週木曜日の楽天証券コラムにてもう少し詳しく書こうと思いますが、今回のマイナス金利導入後の日本株も、同じような動きになるのではないかと想定しています。少なくとも、短期急騰銘柄の高値掴みには十分に注意すべきと思います。