信用評価損益率から大相場の兆候を読む

信用評価損益率という指標をご存知でしょうか?
これは、信用買いをしている投資家が、その信用買いについて現時点でどの程度の含み損益を有しているかを表したものです。
通常、信用評価損益率はマイナス圏で推移していて、これがプラスマイナスゼロに近付くと株価は天井、マイナス20%に近付くと株価は底値が近いとされています。

信用評価損益率がプラス圏に突入することはまれで、もしそうなった場合、かなりの大相場に突入している可能性が高いです。
実際、2012年11月~2013年5月までのアベノミクス相場初期では、2013年1月にプラス4%まで達し、2013年5月にもプラス圏に突入しています。

では、現在はどうかというと、直近のデータである11月18日時点でマイナス8.20%です。トランプ・ショック後確かに上昇していますが、それほど上昇幅が大きいわけではありません。
したがって、個人投資家の感覚とすれば、トランプ・ショック後は確かに株価は上昇しているが、大きく利益を得られているという感じからは程遠い、と想定されます。

ちなみに、ここ3年ほど、信用評価損益率はマイナス6%~8%の水準まで上昇すると頭打ちになっています。もし、信用評価損益率がマイナス5%、マイナス4%となってくれば、大相場の可能性が高まりますが、過去3年間の状況からは、上昇相場がいつ終わってもおかしくない水準でもあります。
ですから、今後の大相場に備えて、上昇トレンドが続く銘柄はしっかりと保有する一方、上昇相場が終わってしまう可能性もあるので、投資可能金額全てを株につぎ込むような大勝負はすべきではないでしょう。私はADA指数を見ていただくと分かるように、60~70%程度を株に投資していますが、この程度の割合が丁度良いように思います。