今日の日本株(2016年12月8日)

<今日の日本株>
12月8日の日本株は、日経平均株価が非常に強い動きとなり、戻り高値を更新しました。日経平均株価の終値は前日比268円78銭高の18765円47銭でした。TOPIXも大幅に上昇しました。しかしマザーズ指数はそーせいグループ(4565)の軟調な動きなども影響し、下落しています。
値上がり銘柄は2236に対し値下がりも1272あり、日経平均株価が大幅高した割には、個人投資家の肌感覚としてはそんなに良い相場ではなかった、というのが率直な印象ではないでしょうか。とはいえ、年初来高値更新銘柄は328まで増加し、今年最高を更新しています。年初来安値更新銘柄は8です。

今日のADA指数は64.0%となり、前日の63.0から微増となりました。新規買いの銘柄もそれなりにありますが、意外と下降トレンドに転換してしまう銘柄も少なくないので、それらの売却を差し引くと、それほどADA指数はプラスにならなかった、というのが現状です。

<全面高相場が到来しない可能性も>
今日は、ソフトバンクグループ(9984)の大幅高や、東京電力ホールディングス(9501)のストップ高など、大型株の強さが目立ちました。外国人投資家は直近4週間で1兆6千億円も日本株を買い越しているようであり、これほどの大きな資金の受け皿は大型株しかありません。これが大型株の強さにつながっているのでしょう。
一方、マザーズ指数は今日も下落が続き、新興市場銘柄は下降トレンドのものが目立ちます。また、今年7月前後に高値を付けた内需系優良株も同様、下げ止まる気配を全く見せません。

2005年や2013年前半の日本株は、ほぼ全ての銘柄が大きく上昇するという全面高の相場でしたが、大相場では常に、全ての銘柄が大きく上昇するとは限らないのもまた事実です。
例えば、2000年ごろに起こった「ITバブル相場」では、光通信やソフトバンク(当時の名称)など、IT関連とされる銘柄が急騰した一方、大手建設株や海運株など、中低位株は逆に値下がりを続けていました。
今、足元の相場を見て思うのは、もしかしたら、今回大相場になったとしても、株価が上昇するのは特定の銘柄のみとなってしまう可能性も頭の片隅に入れておいた方がよいのではないか、ということです。
例えば、SUMCO(3436)と、MonotaRO(3064)の日足チャートを比べてみてください。全くといってよいほど正反対の動きとなっていることがお分かりいただけると思います。

私自身は、下降トレンドの銘柄には投資しませんから、必然的に上昇トレンドにある強い銘柄を中心に保有することになります。私と同じように、トレンドフォローの戦略であれば特段問題ありませんが、例えば足元で株価が下がっている優良株を、株価が安くなったからと拾っていては、今回のバブルに全く乗ることができない、という可能性も否定できません。

私は、個人投資家が株式投資で資産形成をするために、バブル相場は非常に重宝すべきものと思います。なぜなら、バブル相場は資産を大きく増やすための絶好のチャンスだからです。
大相場というものは、そう頻繁に来るものではありません。10年のうち2~3回といったところです。ですから、仮に物色対象が限られる形での大相場であっても、それにしっかりと乗って、資産を着実に増やしていくことが重要ではないかと私は思っています。