事例研究:持ち続けると利益が吹き飛ぶ

足元で株価の調整局面が続いています。個別銘柄をみると、かなり大きな下落となっているものも少なくありません。

でも、適切なタイミングで保有株を売却していれば、しっかりと利益を確保することが可能でした。

例えば、中村超硬(6166)は、2月中旬から株価が急上昇、25日移動平均線超えの1300円どころでの新規買いが可能でした。そこから1985円まで上昇するも失速、25日移動平均線を割り込みました。
その時点での株価は1600円どころ。そこで売却しておけば、買値から計算して23%の利益を短期間で得ることができました。

しかし25日移動平均線割れの水準で売却せず持ち続けていたとしたら、今日(4月12日)の株価は1196円でした。つまり、300円の利益を得られるはずが、逆に100円以上の含み損を被ってしまう結果となってしまったのです。

同じように、2月後半に急騰したモバイルファクトリー(3912)、直近高値超えの逆指値注文を入れておけば、3000円強の水準で新規買いができました。その後株価が天井を付けて25日移動平均線を割り込んだとき、株価は3400円近辺でした。25日移動平均線割れでしっかり売っておけば、300円以上の利益を確保できたのです。

しかし、売却せず今日まで持ち続けていたとしたなら、今日の株価は2451円ですから、買値から600円も下落していることになります。25日移動平均線割れで売却した場合との差は、なんと900円にも上ります。

もちろん、このまま保有を続ければ再度株価が上昇して利益が大きく膨らむかもしれません。でも、将来どうなるかは分かりません。株価が大きく下落したまま戻らないことだってたくさんあります。

だとしたら、25日移動平均線割れでしっかり売却するクセをつけておきましょう。保有を続けるより利益が少なくなる場合もありますが、なによりも「大きな損失」を防ぐためにはうってつけの方法なのですから。