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そーせいグループ株を保有し続けたことは「正解」だったのか

今日(4月7日)のマザーズ指数の大幅高の最大の要因は、そーせいグループ(4565)がアラガン社とのパートナーシップ締結という好材料に反応してストップ高になったことです。そーせいグループを保有していた個人投資家は、「保有を続けて大正解」と喜んでいますが、果たしてその考えは正しいのでしょうか。私はそうは思いません。

保有を続けて正解だったというのは、「結果論」に過ぎません。私は、業績も絶好調で将来性も抜群という会社の株が、大暴落して5分の1、10分の1になってしまった実例をいくつも目の当たりにしてきました。こうなることを防ぐための1つの方法が、どんなに前途有望な銘柄でも25日移動平均線を割り込んだら一旦は売却するというものです。このことを実行することにより、その後の株価の大幅な下落を何回回避できたか、数えきれないくらいです。

今回のそーせいグループの株価チャートをみると、3月中旬に一度25日移動平均線を割り込んだもののすぐに反発して再度25日移動平均線を超えてきました。しかしそこから頭打ちになり、3月31日にはまた25日移動平均線を割り込んでしまいました。そこで、私であれば4月1日の寄り付きに成り行きで売却します。そうすると、およそ16000円で売却できたことになります。
その上で、今日の好材料が発表されたら、例えばストップ高の10円下の価格で逆指値の買い注文を行います。25日移動平均線は16500円付近、6日の終値は14180円でしたから、好材料に反応して株価が上がっても、例えば16000円付近で頭打ちになってしまえば、25日移動平均線を超えることができないので、新規買いをするタイミングとはなりません。しかし、ストップ高まで上昇すれば、25日移動平均線の4%ほど上で新規買いすることになりますから、悪くない買いタイミングといえます。

もし、そーせいグループ株を、25日移動平均線を割り込んだ後も保有し続けていた場合に比べて、一旦売却して今日買い戻した場合は、100株当たりおよそ12万円ほど高く買い直すことになります。要は、この12万円を、25日移動平均線割れ後に株価が大きく下がることを避けるためのコストとして納得できるかどうかなのです。
私は、長年の経験から、このくらいのコストは安いものだと思いますし、そもそも25日移動平均線を大きく割り込んだところにいきなりストップ高ににあるようなケースはほとんどありませんから、ここまでコストが膨らむのはまれです。コストが生じず、25日移動平均線割れで一旦売却してから再度25日移動平均線超えで買い直した方が安く買えるケースも多々あります。

なお、好材料や高い将来性を抱えているためどうしても手放したくない銘柄もあるかもしれません。それはそれで構わないのですが、もしそうした銘柄を25日移動平均線を割り込んでも保有し続けるのであれば、株価がゼロになっても良い、という覚悟をもっておくべきだと思います。