ご質問の回答(39)-ウォッチ銘柄の入れ替えについて

<ご質問>
こんにちは。いつも楽しく拝見しております。
先生の著書「株価チャートの教科書」は日々何度も読み直して、すり込んで自分なりに落とし込んでいます。

先生は常時400銘柄をウォッチしていると言っておられました。その監視銘柄について質問させて下さい。

値上が値下がり、新高値新安値銘柄数の他に、毎日監視銘柄を見て相場の体温を感じられていると思いますが、 時には監視銘柄の入れ替えもされていると思います。 やはり入れ替えにもご自分のルールが確立されているのでしょうか?

先生の毎日のブログでも指摘されていますが、例えば今月初旬、今までずっと高値更新していた内需系好業績銘柄が失速して、 ずっと下落トレンドだった鉄鋼、自動車、銀行が買われだしました。

この時自分は資金の流れが変わったと判断して投資対象、監視銘柄を大幅に入れ替えましたが、 先生はこのようなご自分の主観で監視銘柄を入れ替えるという事はしないのでしょうか? それとも各四半期ごと等、時間軸でルーティーン作業を持ってらっしゃるのでしょうか?

相場全体の流れを感じるには時価総額や業種などバランスよく監視しないと無理だと思います。 何かコツがあれば言える範囲でアドバイスして頂ければ幸いです。 ①監視銘柄の入れ替えを検討する時 ②監視銘柄対象に決めるコツ 宜しくお願いします。

 

<回答>
ご質問ありがとうございます。

私は、投資経験が20年ほどありますが、その間に手掛けた銘柄は実に様々なものがあります。東証1部の大型株も新興市場の小型株も手掛けていますし、割安株、成長株、景気敏感株、業種も鉄鋼、食品、自動車、電機、小売、商社、銀行、証券、海運、IT関連・・・と様々です。

これらの銘柄をウォッチ対象銘柄として入れています。ですから、結果として市場全体の動きがまんべんなく分かるようになっています。

また、実は数年前までは私は成長株はあまり手掛けてきていませんでした。なぜなら、中低位株のみの売買で十分成果が出ていること、すでに株価が何倍にも上昇している成長株がさらに5倍、10倍になるとは考えにくく、かつ成長がストップしたら株価が暴落してしまうという事実もいくつも目撃していたからです。

何年もの間株価が上昇し続けるという銘柄は、日本株ではほとんどなかったというのも理由の1つです。

しかしアベノミクス相場後、成長株しか上昇しない、成長株であれば何年も上昇し続ける、という二極化相場が続いているため、3年ほど前、好業績の成長株を200銘柄ほどピックアップしました。その結果、ウォッチ銘柄が400銘柄になっています。

その後の入れ替えは、例えば好業績の成長株だったのが業績が落ち込んだり、売買高が少ないので投資対象から外したりするものがあります。それとは逆に、個人投資家の勉強会などで知った銘柄をチェックして、将来有望だと思ったものは追加したりします。

でも入れ替えはあまり行っていないというのが現状です。理由は私自身がそこまでの時間を取ることができないからで、時間があれば、定期的な見直しや、新規公開株の追加など、積極的に行ってもよいと思います。

私が今から新規に入れ替えるとなれば、やはり好業績の銘柄が中心になります。