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「底値買い」が失敗するメカニズムとその対応策

本稿は、楽天証券の第1回オンラインセミナーをご覧いただいた後にお読みになるとより理解が深まります
(もちろん、ご覧にならなくともご理解いただけるように書いてあります)

個人投資家にありがちな失敗として、「底値で買ったはずなのにさらに株価が下がって大損してしまった」というものがあります。
なぜそうなってしまうのか、主な理由は次のとおりです。
・買った銘柄が良くなかった
・底値と思ったつもりが底値ではなかった
・株価が買値から下がっても損切りしなかった

これへの対応策としては以下のようなことが考えられます。
・明らかに好業績で割安と思われる銘柄を買う
⇒ただし、明らかに好業績で割安と思われる銘柄は、「下がったら買おう」と思っている投資家が多いため、株価はあまり大きく下がらない点に注意です。もし大きく下がったなら、割安ではなく業績悪化を疑うべきです
・下降トレンド途中に買わない
⇒下降トレンドで株価が下がっている最中に飛びついて買うと、底値と思っていたところからさらに下がる危険性が高いです。上昇トレンドに転じるのを待ってから買っても十分底値圏で買えます。
・買値から10%下がったら損切りするなど、損失拡大を予防する対策を講じておく
⇒特に急落時には市場参加者がパニックになり、思わぬ下値まで下がることがありますから、最低限の損失に抑える対策が必要です。

この点、一流投資家であれば、銘柄分析能力が高いため、「買った銘柄が良くなかった」となる確率を大きく下げることができます。また、私の周りの一流投資家は、下降トレンドであっても、自分の銘柄分析能力を信じて買い向かうものの、例え100%の自信を持って明らかに割安だと考えていた銘柄であっても、それを損切りすることがあります。それは、マーケット全体が暴落し、業績がよかろうが割安だろうが株なら何でも投げ売りとなってしまう兆候を感じたときです。
こうしてみると、銘柄選択の能力も大事ですが、それよりも重要なのは、「損失が拡大しないうちに売る」ということなのです。
下降トレンドにある銘柄の「底値買い」は思っている以上に難しいものです。ですから私は上昇トレンドに転じるのを待って「底値圏買い」をするようにしています。